職場で周囲に差をつける意識の持ち方

「出世をしているあの人と、自分との違いは何だろう」、そんなことを考えた経験はありませんか。
持って生まれた素質やコミュニケーション能力、ときにはルックスの違いに原因を求めてしまうこともあるかもしれません。

それが自分にはどうしようもないことならお手上げで、やる気も出ないものです。しかし、その違いは案外ささいなことかもしれません。ここで登場するのが、仕事に対する意識の持ち方です。

まず、上司から仕事を任された時の取り組み方を思い浮かべてみてください。
こんな時は、期日までに完了させることが目的になりますが、その中で、ただこなすべきタスクとして作業化するだけでは、自分自身の成長には繋がりません。

いま、なぜこの作業が必要なのか、といった目的を考える習慣が身に付くと、仕事の流れや会社の方針にまで考えを及ぶようになっていきます。その積み重ねが、今後仕事をする上で財産になります。
考える習慣が身に付くと、目的達成のための、より効率的な方法が見つかることがあるかもしれません。
今まで言われるがままにしていた作業が省略できることに気がついたり、思わぬ発見があるかもしれません。

チームで作業する場合には、こうした目的意識の共有は大前提です。
お互いの目的がずれていれば、それぞれが違う方向に走って行ってしまって、収拾がつかない事態になってしまうこともあります。効率よく作業をすすめていくためにも、事前に目的を話し合い、方向性を定めていくことが大切です。